2016年12月1日木曜日

「わたしが子供だったころ」感想

こんにちは、すしおです。

エーリヒ・ケストナー作「わたしが子供だったころ」を読みました。

エーリヒ・ケストナー自身の生まれる前の話から、彼が15歳の頃(世界戦争が始まるまで)のことが綴られた自叙伝です。

ケストナーの文学は基本的に、自叙伝を材料にしているので、「わたしが子供だったころ」はケストナーの少年文学のみなもとであると、本のあとがきにも書かれてました。




さて、感想ですが、、、

エーリヒ・ケストナーがなぜこの本を書こうと思い至ったのか。

ということに非常に興味を持ちました。
自身の記憶がただただ書かれているだけ、また自身のルーツについて書かれたこの本。
2016年の今、この本を手に取り読んだ時に、『記憶』と『忘却』について書かれているような気がしました。

ケストナーは、未来の私たちにむけて「忘れてはいけないことを忘れてはいませんか?」という問いかけをこの本を通してしようとしたのではないかと思い、文学って未来への手紙になるんだなー。なんてことを感じました(_ _)



俺が子供だったころ、ベランダから近所のお祭りで上がる花火を部屋の電気消して家族でみてたなー。

以上、すしおでした。

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